manie's blog

@cz500c

負けトレーダーが株を買うタイミングとは

株を持っていない時、です。しかも「手仕舞いしてしばらくした後」です。

 

 

では負けトレーダーはいつ手仕舞いするのか、なぜするのか。

 

負けトレーダーは株を買うとチャートパターンを一切見ません。見ているつもりで見ていません。見るのは含み益と含み損がいくらになったかだけです。

 

含み益があると、2つのことを考えます。

  • もっと株価が上昇してさらに儲かるのではないか(期待)
  • 株価が下落して利益を失うのではないか(恐怖)

含み損があると、2つのことを考えます。

  • もっと株価が下落してさらに損失が増えるのではないか(恐怖)
  • 株価が上昇して損失が減るのではないか(期待)

 

恐怖が期待を上回ると、手仕舞いという行動として現れます。

ふくれあがった恐怖は、手仕舞いした後もしばらく消えません。

 

株価が下落していけば、「こんな危険な銘柄に手を出してはいけない」

株価が上昇すれば「ここは天井だ、すぐに下落するに決まっている」

 

恐怖の副作用で正常な判断ができません。

 

株を手放すと恐怖の発生原因がなくなります。

そして期待が膨らみ始めます。テクニカル分析も再開します。

 

株価が下落していれば、「割安株だ、買えば必ず儲かる。今のうちに買おう」

株価が上昇すれば「上昇の勢いがある。今のうちに買おう」

 

やはり、期待の副作用で正常な判断が出来ません。

そしてついに期待が恐怖を上回ります。

 

これが負けトレーダーが株を買う時です。そしてまた、負けるのです。

期待(天井)で買って恐怖(底値)で売る。だから負けるのです。

 

 

このやっかいな感情をコントロールするにはどうすればよいか?

 

 

そのために必要なことは、感情が発生するタイミングを知ることです。

いまのところ、感情を発生させる元素は発見されていません。

宝石から欲望光線が出ていたり、ゴキブリから嫌がらせ分子が出たりはしません。

感情は外部刺激により脳内物質が分泌されることで発生します。

 

感情はコントロール出来ます。

 

いますぐ。

ほぼ無料で。

誰にでも。

 

株を買ったら、銘柄・日時分秒・感情をできるだけ頻繁に記入していきます。

手仕舞いしたら、チャートを印刷し、買ったところと売ったところを記入します。

そして買ってから売るまでの間、どのように感じたかを書き込んでいきます。

 

なぜ負けるのか、すぐに分かります。私は半年で理解出来ました。