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テストでわるい点を取る方法

実は続き物でした


テストでいい点を取る方法 - manie's blog

 

 

そもそもテストで点を失う方法とは何か?

 

「答えを見ないと問題が解けない」ことです。

 

「答えを見た時だけ問題が解ける訓練」をすることでどんどん得点は下がっていきます。そこで勉強の前にやるべき重要な訓練があります。

 

ある問題に臨んだ時「どの問題も解けると思い込む」ことです。

 

ちょっと難しい問題だと思っても果敢に戦います。問題から逃げてはいけません。すべての問題は戦うべき相手です。逃げちゃダメだ。

 

長時間の格闘となってもすぐには諦めません。うんうん唸りながら考え込んでいると突然答えが浮かんできて回答に至ると信じて取り組みを続けます。そんな奇跡は起きませんが「奇跡は起きます!起こしてみせます!」と念じながら戦いましょう。

 

勉強する前に問題から逃げない姿勢を確固たる信念として定着しておく必要があります。戦って戦ってもうダメだとなるまで問題に立ち向かいます。

 

では実際に勉強を行いましょう。

 

問題に臨み、回答を目指して思考を開始します。

 

問題を見た瞬間に正答が浮かびそう…となったら要注意です。正答が頭に浮かぶ前に解答を見ましょう。正答は常に解答から得る必要があります。あなたの頭脳が作った正答を回答することは厳禁です。パッと答えを見て次にいきましょう。

 

すこし時間がかかったもののそろそろ正答に至る道程が見えてきたな…となったら要注意です。やはり解答を確認するタイミングです。最後までやらなくたってあなたは解答に至ることが明白です。むしろ解答より先に次の問題を見てもいい。いけそうなら次、次。

 

長時間の格闘を経ても回答に至らない場合があります。しかし諦めません。あなたは問題を解ける前提で臨んでいるのです。もう絶対無理、どうやっても解けませんと確信が得られるまで我慢です。そして決意の元に解答を見ましょう。ここで重要な分岐点があります。解答を見ると「こんな難解な問題は次回の回答も苦労しそう」と考えがちですが拒絶しましょう。あなたは全ての問題が解ける前提を強く持たねばなりません。苦労して我慢して解答を見た時、次回の勝利は約束されるのです。問題のどの部分につまづいたとか自分の不足する能力はどこの何だとかを考えてはいけません。解答が全てであり、ノイズは排除せねばなりません。

 

この勉強法を補強するためには授業を受ける前の準備が有効です。

 

まず授業が始まる前に教科書を読みます。だいたいどんなことが解説されるのかを知っておきます。ノートに標題を書き込んだり見出しとなる付箋を用意しておくのも有効です。

 

授業が始まったら板書と解説が「前もって準備していた内容と同じかどうかを確認」することに集中します。あとで再確認するためにも板書はしっかりとノートに写します。

 

ここで「難しそうな問題も解ける前提として臨む」信条が役に立ちます。授業の内容が今すぐ理解出来なくても、後ほど板書ノートを見て問題と解答も見れば必ず理解出来る能力が私にはある、その信念が未来を決定づけます。すべての困難は苦労と努力と忍耐と根性でかならず解決できます。

 

この作業をすべての授業で行います。かなり大変な作業ですが慣れてくると「教科書のどこに何が書いてあるのか完璧にマスター」してしまいます。同じ手法でたくさんの問題集も「どこに何が書いてあるのか」をマスターしていきます。

 

授業を受けたけど定期テストに出題されなかった問題があるはずです。しかしあなたはすでに「全ての問題が解ける前提」という強い信条を確立しています。回答に詰まる理由が基礎不足なのか応用力欠如なのか勘違いで回答から逸れているのかを全く判断出来なくなっていきます。しかも問題から逃げない大正義の裏で自分と戦うことから逃げ続けていることに気づきません。どんなにたくさんの問題集や参考書をこなしてもどこからか不安がつのります。どんな問題も解けるつもりなのに誤答した時にその理由が分からない。得点を失うための最良の思考になっていきます。

 

この方法を使うと直後の定期テストは高確率ですばらしい成績になります。その代わりもう一度同じ分野が出題されるとほとんど正答しません。また1年後の定期テストは非常に悪い成績になります。基礎が不安定なので続き物の分野が不得意になるのです。2年後はさらに不利になり、いつまでも基礎問題でつまづきます。時間が経つにつれて「学習すべき対象」が級数的に増加していきます。圧倒的な物量に諦めて絶望したり出題範囲を当てようと博打を仕掛けたりカンニングで乗り越えようと画策したりします。得点を失う最良の精神状態に陥っていきます。

 

この勉強法は試験に臨んだ時に不必要に緊張出来るという長所があります。全て解ける前提なので時間配分で致命的に失敗します。解けない問題に無理に立ち向かってパニックになったり、解けるはずだった問題でつまらないミスで誤答する確率が非常に高くなります。ほぼ同じレベルの集団で試験を受ける状況で大変有利です。

 

この方法の長所は限界を越えられることです。「私は何でも出来る」と信じ込むことは青年期に重要な変革をもたらします。勝てない相手にぶつかって砕けたり、どう考えても失敗することを敢えてやってみることで見えてくるものがあります。自分の能力を最大限に引き出す前に、引き出せる能力がいくつあるのかを確認しておく方が有利です。一生続けたいことを見つけたら、他人との勝敗など気にせず能力を最大まで引き出せばいいのです。

 

闘争や恋愛や食事と睡眠における「わるい点を取る方法」は非常に重要です。負けると思わずに喧嘩をすべきだし、デートプランはとりあえずナニガシWalkerを読むべきだし、なんでも美味しいと信じて食べてみるべきだし、何日も徹夜すべきです。

 

学生の間は遊ぶべきです。