manie's blog

@cz500c

持ち株をマーケットに正しいと証明させ続けろ

Phantom of the Pitsを勉強している。すごく勉強になる。

 

英語

Phantom of the Pits - Preface

日本語(一部)

http://www.geocities.jp/y_infty/phantom/index.html

 

標題の言葉に感銘を受けた。

 

「証明させ続けろ」

 

例えば株を買う場合。現在の価格が100円だとする。

 

株価は±5円の95円から105円を行ったり来たりしており、上下のどちらかに振れれば継続的に上昇あるいは下降すると分析してトレードをセットアップしたとする。

 

するとエントリーしないと置いていかれてしまう最高価格は105円である。利益が最も多くなるのは95円で買っておくことだが長い間持ったままになる可能性も高まる。どちらにせよ「105円の時に株を持っている」ことに変わりはない。

 

さて買った株を持ったままにするかどうかを判断し続けるのがトレーダーの仕事である。

 

株価が105円以上であれば「ポジションは正しい」ので利益をもたらす。よって手じまいせず利益を伸ばす。株価が95円以下であれば「間違ったポジション」である。絶対の損切りが必要になる。104円から96円のエリアは正しくもないし間違ってもいない。

 

「正しいと証明させ続ける」ためには株価が105円以上である必要がある。株価が104円になったら間違ったポジションではないが「正しくない」ポジションになる。

 

「正しくないポジション」はすばやく損切りする。だが再び株価が105円になったら買うのである。もし105円と104円を行ったり来たりしたらひたすら損切りとエントリーを繰り返すことになる。これでは大損である。だがそうはならない。

 

最初に「±5円で上下に行ったり来たりする」と分析していた。だから105円から100円まで値下がっても損切りする必要はない。99円で損切りである。損切りした後に株価が105円に上昇してきたら再び買うのである。

 

この方法は教科書的な損切りよりも頻繁だしエントリーも増える。損切り金額が半分になっても回数が2倍より増えればトータルで負ける。だがそれでもPhantom of the Pitsは「正しいことを証明させ続けろ」と言うのである。

 

私は95円まで待ってから損切りをしていた。それが正しいと思っていた。株価が97円か96円まで下落した時点で「もうそろそろダメだな。まいったなー」と思いながら逆指値損切りが発動するのを見る手法だった。

 

私は午前9時から午後3時まで株価の変動を見ていられる立場にいる。PTSも含めばもっと長い時間を費やせる。ならば有効に使うべきではないか。

 

人間関係や教育においては「信じて待つ」のも必要だがトレードでは不要である。裏切られるのを待たずに疑わしいとなったら即座に切る。そして次のトレードに資金を入れる。

 

ポジションを持ったらすぐに損切りの注文を入れる。そして残念ながら損切りとなったらすぐに再エントリーの注文を入れるのだ。しつこく図太くマーケットにつき合うことが重要である。

 

日々勉強である。