後悔すべき時がある。シンプルに後悔しよう。後悔すればするほどいいことがある。
- 後悔すべき時の条件
- 今後の対策や事前準備はしなくてよい
- 後悔を繰り返すとどうなるか
後悔すべき条件はシンプルだ。
同じ状況で二度失敗したら後悔しよう。 おそらくもう一度起きるし残念ながらまた失敗することになる。
後悔のやり方は単純だ。
また失敗するぞ
と思うだけで良い。そのために失敗の状況を整理して明確にしておく。失敗は避けられない。同じ状況で失敗するのが個性なのだ。
どうして失敗したのか原因を考えたりなんとか失敗を切り抜けようとあれこれ想定して準備しない方が良い。準備すればするほど失敗しやすくなるしダメージも増えてしまう。
なぜか。
二度失敗したのだから同じ状況で成功する人に比べて「たまたま失敗した」確率は低い。なるべくして失敗したと考えるのが妥当だ。人生は限られているのだからベイズ推定を使うべきである。
失敗するグループにいるのだから対策や事前準備の能力も低いと考えるべきである。もし対策するにしても「対策する能力が低い前提」で臨むべきである。
対策もせず失敗するイメージを持つだけで何かいいことがあるのか。
ない。だが悪いことが減る。
もしかしたら「次は失敗しない」かもしれない。対策や準備を重ねておいて「なんとか成功させる」よりも「対策しなかったけど成功しちゃった」未来があるかもしれない。もしそうだとすればベイズ推定は間違いで「失敗者のレッテル」は剥がせる。対策していたらレッテルを剥がせない上にレッテルが残り続けて無駄な対策をやり続けるコストも払い続ける。
やっぱり失敗したときはどうか。それはそれでいい。個性だ。そのかわり「失敗した後始末」は熟練していく。失敗すればするほどダメージの少ない失敗に変えていける。
後悔がネガティブなイメージなのは後悔すればするほど失敗する確率が高まるからである。そのような後悔は不要だ。失敗する確率を上げずに結果を受け入れる方が有意義である。
たまたま成功した時にすばらしい対策に気付くかもしれない。その方がずっと利益になる。
失敗したらチャンスだ。再び失敗したらもっと大きなチャンスだ。