神の御業を考える(1月6日)
凄腕トレーダー浦島さん(以下、神)の浦島プロジェクト第2シーズン。ニワカファンとしては見逃せない。
楽しく妄想します。
1月6日の損益報告がこちら。
色々買ってはカット。お疲れ様でした。 1/6¥500,000 → 1/6¥552,928 pic.twitter.com/laW3NR7RLF
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
1日で10%増えてる。20日で5倍になっちゃうスピード。1年で600倍に。3億円。ありうるから凄い。
損益が合わないのでツイートをさかのぼってアクモスと理経の分を補完していきます。明細が完成しました。時刻はおおまかに推測です。あとで細かく見ます。
なぜこの銘柄を選択したのかを考えるために、前日までの日足チャートを振り返ります。前日までの3か月分のチャートをスクリーンショット。
当日の仕掛けポイントと損切りポイントを俯瞰するために、前日と当日の15分足チャートをスクリーンショット。
その後で1分足に分解して妄想を深めていきたいと思います。
(監視してたけど仕掛けなかった銘柄がさらに重要だと考えますが、いまのところ手掛かりがないので背理法が可能になるまでデータをためていきたいと思います。)
1月5日(売買前日)までの日足3か月チャートと、前日と当日の2日分の15分足チャートのスクリーンショットです。仕掛けた順に。もうこの時点で妄想が膨らんで楽しくなってきます。
前日までの日足チャートと前日から当日の15分足を見る
3778さくらインターネット
日足3か月
前日と当日の15分足
3031ラクーン
日足3か月
前日と当日の15分足
3264アスコット
日足3か月
前日と当日の15分足
3742ITbook
日足3か月
前日と当日の15分足
6208石川製作所
日足3か月
前日と当日の15分足
3753フライトホールディングス
日足3か月
前日と当日の15分足
2351ASJ
日足3か月
前日と当日の15分足
4657環境管理センター
日足3か月
前日と当日の15分足
8226理経
日足3か月
前日と当日の15分足
6888アクモス
日足3か月
前日と当日の15分足
3776ブロードバンドタワー
日足3か月
前日と当日の15分足
3853インフォテリア
日足3か月
前日と当日の15分足
2667イメージワン
日足3か月
前日と当日の15分足
3236プロパスト
日足3か月
前日と当日の15分足
3906ALBERT
日足3か月
前日と当日の15分足
4743アイティフォー
日足3か月
前日と当日の15分足
1分足で売買を見ていく
3778さくらインターネットと3031ラクーン。
¥500000スタート → ¥551176 さくらインターネット、ラクーンでプラス。 pic.twitter.com/0QZ1fuGpPk
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
さくらインターネット。買い価格1223円。手仕舞い1244円。
さくらインターネットを仕掛ける直前の1分足です。赤線が1223円です。
仕掛けた瞬間の1分です。
手仕舞いする1分前です。赤線が1244円です。
手仕舞いした1分です。
妄想開始です。
9時00分から9時10分まで特別買い気配からさらに上昇して9時20分ごろまで高値追いの展開となっていますが、ここでは仕掛けません。上昇が止まっちゃったかもしれないしね!さらに上に行くなら仕掛けてもいいけど、出来高がないので仕掛けられないなぁ。
うわぁ、ガラった…。寄ってから上昇した分を帳消しですか。窓埋めを始めると戻ってくるのに時間がかかりそうだけど、持ちこたえるかな?
おぉ。安値が徐々に切りあがってくる。リバウンド取りの人が利食って上ヒゲ付けてきてる。さらに上に行くか崩れて下に行くか。見守ります。
おっ、だんだん上がってきたぞ。今日の高値を狙える状況になってきたな。あとは出来高を伴えば値動きあるかも!出来高に注目して…
ココだっ!買いっ!この1分足が仕掛けの根拠になります。陽線を下回ったら損切りしようかな。
1分後。伸びた。最新の1分足陽線の安値が手仕舞いの目安かな?まだ出来高あるし、伸びてほしいところ。いつでも手仕舞いできるようにガン見。
上ヒゲの勝ち。陽線の安値を割ったので投げ。終了!
妄想終了。
なるほど。「出来高を伴って上昇したら買う」だけのシンプルな手法。ただし仕掛けの根拠は厳格なルール。日足の上昇、仕掛ける直前までの上昇、仕掛けの瞬間の上昇。そして手仕舞いの直前の下落。
ラクーン。 買い価格709円。手仕舞い773円。
ラクーンを仕掛ける前の1分足です。赤線が709円です。
仕掛けた瞬間の1分です。
手仕舞いする1分前です。赤線が773円です。
手仕舞いした1分です。
妄想開始。
ストップ高の翌日にギャップダウンで寄りました。前日後場の安値も割ってしまう。しかしガラったというよりはズルズルさげている印象。どこまで戻ってくるかな?
最安値を付けた1分足の高値を取り戻してきた。出来高はないけど値幅はある状態に。節目に引き付けてから仕掛けたいところ。本日の高値安値に注目して見守る。
1分足は下落から底値を形成して転換したチャートパターンになってきた。しかし当日高値には至っていないし窓埋めもしていない。この後の下落幅によっては転換が否定されて下落が続くかもしれない。下げの値幅が小さければ仕掛けのチャンスが来るかもしれない。出来高が少し増えたので目安になる売買高になった。まだ節目に引き付ける時期。
当日高値を狙う寸前まで上げて来てからの出来高を伴った下げ。ガラった。直近安値を割った。転換を否定された形に。当日レンジの中央から上に行くか下に行くか?
直近安値を割ったのに損切り投げの兆候なし。むしろ陽線連発。強い。買えばいいの?高値更新で?それとも今?うーん、出来高があれば乗ってみようかな。でも出来高ないなー。出来高きてー。出来高!デキダカ!できだか!DEKIDAKA!!
当日高値越えたし、ちょっと出来高あるし、買い。陽線連発の開始ポイントを損切り目安にしよう。ここで投げちゃった人が一番悔しいはずだから、慌てて買いなおした人が我慢するのもココまででしょ?
だいぶ押されてきたー。直前の押し目までは耐える。
持ち直して当日高値トライ。ストップは維持したままだけど、もしブレイクするようならトレイリングで利益を追いかけていこう。飛べっ
飛んだ!出来高すごい!いいぞいいぞ!陽線の安値で手仕舞い目安。利食い重視で行こう。
上ヒゲ長いな。陽線の安値にストップを引き上げて様子見。出来高は維持している。
高値トライ。まだ出来高は維持している。ブレイクしたら陽線の安値を目安に。
ブレイク!最新の陽線の安値に手仕舞い目安を変更。
1分もたずに手仕舞い目安にかかる。終了!
妄想終了。
ラクーン1分足(1日全部)です。赤線が仕掛けと手仕舞いのライン。
結果的に上昇幅200円の30%ぐらいしか取れていないわけですが、賞賛しない人はいないでしょう。仕掛ける根拠がすばらしい。薄利の間は損切りに達しない限り保持するし、跳ねたとなれば貪欲に利益を追いかけて確保する姿勢のどちらも素晴らしい。勝つ人は勝つべくして勝っている。
ツイートにはないですが、この辺りでアスコット(207買い・209手仕舞い)をしています。当時の1分足チャート。赤線が仕掛けと手仕舞いのライン。
最高値213円で利食いするような神業ではなく、ブレイク前の出来高急騰で入ってブレイク失敗とみなして微益で撤退するトレードに思えます。
3742ITbookの1分足チャート。仕掛けと手仕舞いを赤線で。前場終了間際のブレイクで仕掛けたように思います。
一貫したルールが見えてきました。トレンド発生を定義する浦島ルールが存在しています。トレンド発生中の「出来高急騰」「株価急騰」を仕掛けの根拠とし、「目安割り込みで損切り」を維持。再び「株価急騰」となると利食いルールへ移行。高値目安ブレイク後に陽線安値を割ったらストップ。
トレンドの定義は1分足から5分足辺りで形成される主な高値と安値の序列。高値と高値が切りあがり安値と安値が切りあがるとトレンド発生とするダウ理論の基礎を倣っています。シンプル。ゆえに奥深い。
6208 ¥86L
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
6208 ¥84LC
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
6208石川製作所。1月6日の1分足チャート。買いと損切りに赤線を記入。
当日のほぼ最高値をつかんですぐ投げるトレード。まるで初心者のような下手くそトレードに見えますが、「高値安値の序列に従ったトレンド発生確認」「出来高急騰と高値ブレイクでの仕掛け」「ブレイク後に根拠が崩れれば損切り」と徹底した売買ルールの遵守を感じます。また200円以下の低位株は仕掛け後の撤退が早い印象があります。「前回の押し目まで待つ」ことによる損失を避けているのでしょうか。
フライトLC ASJ取り。
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
3753フライトホールディングス。453買い。447損切り。
1月6日1分足チャート。仕掛けと手仕舞いに赤線を記入。
前場引けが直近安値。前場高値を超えて上昇し出来高も急騰。徹底したルール遵守。
2351ASJ。684円で買い。713円で利食い。
まさに神、いわゆるゴッド。利益金額はそこそこだけど、素人には不可能なトレード。しかし内容はルール遵守であり、多少の応用といった程度。しびれる。ぞくっと来る。このトレードだけで2時間は話し込める自信がある。
こういうトレードした後で「ASJ取り」とかツイートできる人になりたいですね。アシカぱんぱんしている場合じゃない。
@2_urashima ¥480利確
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
4657環境管理センター。476.8円で買い。480円で利食い。
確かにイナゴ。
8226をイナゴ買い¥245
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
1月6日1分足チャート。仕掛けと手仕舞いを赤線で記入。
1分足チャートをさらに拡大。
見よ!これが神のイナゴ買いだ!
ブレイクするまで待ってブレイクしたら陽線の安値を追いかけて割ったら手仕舞いだ!ほら、簡単でしょ?
それがどれほど難しいことなのか、我々下手くそゴミカス雑魚トレーダーは身をもって知っているのだ。毎日「クッソクッソ」と液晶パネルに向かって毒を吐いているのだ。もう毒まみれだ。神は万能であり、我々は死を先延ばしにすることしかできないのだ。だが時に、神も過ちを犯す。
6888 ¥533でイナゴ買い→¥470LC
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
6888アクモス。533円で買い。470円で損切り。
1月6日1分足チャート。仕掛けと手仕舞いを赤線で記入。本日最大の損切り。
いやいやいや、これはさすがにないでしょ。なんかおかしいよ。確かに15分足で1月4日5日6日のトレンド発生ならルール通りだと思うけど。
1月4日5日6日の15分足。仕掛けと損切りと安値トレンドラインを記入。
しかし神だ。そこには「何かがある」と考えるべきだろう。
当日は順調に利益を積み上げており、資産は前日より20%増加していた。これは奇跡的な数字だ。ならば「もっと長い時間軸で大きく張って敗れてもトータルで負けない状況にある」と判断したのかもしれない。
我々雑魚は「追いつめられると勝負に出る」愚かさを持っているが、賢人は「有利な時ほど勝負に出るべき」と考えているのかもしれない。つまり雑魚の捨て身の勝負を受けてくれるのだ。そして雑魚が死ぬ。なるほど!勝っている時ほど「適度に勝負を仕掛けるべき」であり、「負けても大したことない」からトータルで勝つのだ。
その後のコツコツは感動的だ。もう何が起こるのか分かっているのだが、確認せずにはいられない。
3776 ¥230L部分約定
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
3776 ¥232利確
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
3776ブロードバンドタワー。230円で買い。232円で利食い。
1月6日1分足チャート。仕掛けと手仕舞い、ツイート時刻に赤線を記入。
一分足チャートを拡大。やはり出来高とブレイクを根拠に230円で仕掛け、仕掛けた陽線の安値を目安に保持を継続し、234円をブレイクしたことで利食いルールに移行し、陽線の安値を割ったことで投げ。投げたので利益が削られた。
私の妄想を図にしてみます。
(0)のところで出来高が増えてきたことで注目を開始。
- 高値ブレイクしたら買おう。早くブレイクして!
- 高値ブレイク。買い。直前ローソクの安値で損切り目安。
- 再び高値ブレイク。損切り待ちから利食い狙いへ変更する。利食い目安はブレイクした陽線の安値とする。
- 陽線で高値更新。陽線の安値を利食いの目安とする。
- 高値更新後、陰線をスキップ。陽線が出現。安値を利食いの目安とする。
- 利食い目安まで落ちてきたので利食い。
繰り返しますが私の妄想です。ご注意ください。
3853 ¥948L
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
3853 ¥960利確
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
3853インフォテリア。948円で買い。960円で利食い。
1月6日1分足。仕掛けと手仕舞い、ツイート時刻を赤線で記入。
さらに拡大。
ツイート時刻から妄想します。下落~底値~転換~出来高増加で仕掛け。仕掛けてから出来高も株価も伸びないし後場も残り30分となったためブレイク狙いを断念。高値直前の節目(ゼロのつく価格)で売り指値をしておく。うまく食われればラッキー。じわじわ上昇して運よく利食いに。
2667 平均¥869L
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
2667 ¥878利確
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
1月6日1分足。仕掛けと手仕舞いとツイート時刻を赤線で記入。
さらに拡大。
仕掛け前後の出来高はボチボチ。仕掛けの根拠は直近高値ブレイク。直近高値は後場の急落前高値でもあり、ブレイクには二重の意味が含まれる。手仕舞いの理由は不明。板を見て?大引け前なので利食い優先かな?
3236 ¥373L
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
3236 ¥377利確
— 浦島プロジェクト@第二章 (@2_urashima) 2016, 1月 6
1月6日1分足。仕掛けと手仕舞いとツイート時刻を赤線で記入。
さらに拡大。
後場の急落以降の下げを全戻ししたことを確認してから、直近高値をブレイクすると想定しての押し目を先回り買い。指値で買ったのかな?直近高値ブレイク後は陽線安値を目安にした利食い。
手仕舞いして収支メモする時間が経過してからツイートしている感じ。
ツイートしてないけど売買していたのは3906ALBERTと4743アイティフォー
3906ALBERT。1850円で買い。1855円で手仕舞い。
1月6日1分足チャート。仕掛けと手仕舞いを赤線で記入。
後場の急落全戻し後に入ったのかな?良く分かりません。
1月6日1分足チャート。仕掛けと手仕舞いを赤線で記入。
怪しげな部分を拡大。
深追いしてるように思えるけど、徹底したルール遵守に畏敬の念。大引けが迫っているのにルール通りに仕掛けるメンタルは見習いたい。
そして冒頭の損益のツイートとなるわけですが…。うーん。何から何まで素晴らしい。
現時点で妄想しているのは以下の通りです。
- 銘柄選択にルールがある。
- 仕掛けようと注目を始める理由にルールがある。
- 仕掛けるルールがある。同時に損切り目安がある。
- 損切り待ちから利食い狙いに切り替えるルールがある。
- 利食い狙いでの目安にルールがある。
どうやら日足の出来高が大幅に増加している銘柄を監視しているようだ。「大幅に増加」がどのぐらいなのかは今後明らかになっていくでしょう。また銘柄の日足がレンジ相場となっているよりトレンドが発生している銘柄を監視しているようです。
ところが後場になると日足のトレンドは無視します。あくまでもその日の急騰急落が起きた銘柄が重要で、むしろ急落すればするほど良い銘柄。後場寄りはギャップアップする銘柄を狙い、大引けに近づいてくるほど急落からの戻しが大きい銘柄を狙う。全戻しが大好物。そんな感じに見えます。
仕掛ける動機と実際の仕掛けは出来高とトレンド重視。高値と高値・安値と安値の序列を重視するダウ理論によるトレンド定義でタイミングを計る。出来高は強い根拠となるので損切り目安も出来高で決定。
利食いはそもそも「利食いするぞ」と切り替わってからしか行わない。損切りを待つ時期と利食いを追いかける時期を「ブレイクした」で切り替えていく。ブレイクしたら出来高を見ずに値動きだけで手仕舞いする。ただし陽線か陰線かは見る。最新の株価と陽線陰線が最強のテクニカル指標なのだ。いわゆる「上だ!下だ!」での決断。
うーん。いい勉強になった。自分がいかに下手くそで欲張りで無知で無能で伸びしろが無限にあってチャンスがそこら中に落ちているか思い知った。
買うタイミングをテクニカル指標をいじくり回して決めてはいけない。出来高だ。売買の殺到を切っ掛けとして仕掛けるのだ。相場が動いたら仕掛けるのだ。焦って買うのではなく、動いたら素早く買うのだ。
仕掛けた途端に含み益(含み損)だけを見て一喜一憂し、どうしようどうしようと慌ててはいけない。仕掛けたらすぐに損切り注文をいれて放置しておけばいいのだ。簡単じゃないか。何故それができない?上がると思って買ったんだから下がるはずがない?下がるかもと思って損切り注文を入れるのはおかしい?ならばなぜ資産が減っているのだ?
初心者ほど難解な理論を使おうとする。心配でたまらないから安心を得ようとする。絶対に大丈夫だと確信してから行動すればいいと思っている。だから初心者なのだ。
来年から本気出す。
追記。続編。