株で儲けたお金は汚いお金
アイツが持っている取り返したいお金が汚い。自分の財布に入れば汚れは消える。
汚い株もある。お金を払ってでも取り返したい株だ。
株を売って利益を得る。さらに儲けようと思う。株が汚れる。株を改めて買い直す。しかし値下がってしまい泣く泣く株を売る。もう株は汚くない。誰かが「俺のお金を奪った」のだ。俺の金を取り返さねば。「株で儲けたお金は汚い」のだ。
株で損をしたのが30年前のバブルかもしれないし、昨日かもしれない。汚い株を買わずにやめておけば汚いお金も存在しない。欲望が汚いお金を作り出す。
お金に限らない。汚いと感じる場合は欲望の裏付けがある。強い興味と欲望の裏付けに正当か不当かの基準があるとき、汚れが生じる。
資本主義における汚いお金は、汚れていれば汚れているほどよい。人々の強い興味と欲望が集中している場所にチャンスがある。
禁忌だが合法。それが株取引。