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早すぎる利食い・上がっていく株価を傍観してしまう

要約 欲望と恐怖が早売りの原因・記録を見直せ・納得の利食いを作ろう

 

早すぎる利食い・上がっていく株価を傍観してしまう

遅すぎる損切りと対になるのが早すぎる利食いです。素人特有の能力で、誰もが経験することです。利食いするとさらに株価が上がり、じっと眺めていることになります。なぜなのか?どうすればいいのか?

 

早すぎる利食い損切りできない理由は同じ

損切りできないのは欲望が恐怖とぶつかって迷いが生じるからです。早すぎる利食いも同じ仕組みで発生します。パターンを2つ紹介します。

早すぎる利食いのパターンその1

株価が上昇すると欲望が少し満たされます。「そこそこ儲かってる」と感じます。さらに含み益が増えると欲望が消え始めて満足感が出てきます。勝利した安心感を得ます。

ここで「ちょっとした下落」が起きます。再び「そこそこ儲かってる」金額に戻りますが、気分は「そこそこ儲かってる」どころではなくなります。満足感が減り始めます。「失う恐怖」が出てきます。

やはり「欲望と恐怖のぶつかりあい」が発生します。早売りです。

再び株価が上昇しても欲望が足りません。頭では「今買えば儲かる」と分かっていても行動に移せません。怖くて買えないのです。

早すぎる利食いのパターンその2

株価が上昇すると欲望が少し満たされます。さらにさらに株価が上昇を続けると、欲望が完全に満たされます。「信じられない利益だ!」と感じます。満足感・達成感・充実感・万能感・幸福感などのさまざまな感情が一気に押し寄せます。欲望はほぼゼロになります。

欲望が満たされると理性が出てきます。少しでも上手にやろうと考えます。しかし現状は想定外のことばかりです。こんなに株価が上がるなんて思っていなかった。含み益が信じられない額になってきた。さすがに今日は下がると思ったけど上がってきた。あらゆる状況が想定外にもかかわらず「正しい行動を選ぼうとする」のは無理があります。今もこれからも株価の上昇を信じられない人の出す結論は「下がったらどうしよう」しかありません。まだ下落していないチャートを見て「下がる恐怖」を感じてしまいます。

やはり「欲望と恐怖のぶつかりあい」が発生します。早売りです。

パターン1と同じく、小さな欲望では恐怖を打ち消せません。再び上昇していく株価を眺めているだけです。

本当に早すぎるのか

素人は底値から天井まで利益を取ることしか考えていないので、すばらしいトレードであっても「あれは早すぎた」と感じます。早すぎ遅すぎをどうやって判定すればいいのでしょうか。早すぎることが分かったらどうやって修正すればいいのでしょうか。

早すぎる利食いを修正するには

利食いの瞬間は「ベストタイミング!」と思っています。その時その瞬間に早すぎるかどうかを客観的に判断する方法がありません。ということは「自分がベストだと思うタイミングを変える」しかありません。我慢したりルールを強制したりしてもいずれ破たんします。自分が納得することが大事です。

最良の利食いとは

「早すぎる」のか調べれば解決です。そこで自分のトレードを記録して「もし利食いをローソク1本遅らせたらどうなるか」を検証します。できれば前後に2本3本と試してみるべきです。

私が自分のトレードを調べたら、利食いが極端に早いことが分かりました。信じられないぐらい早くて笑ってしまうレベルでした。毎回「ベストタイミング!」と確信しているのですから不思議なものです。そこで「よし利食い!と思ったら3日待つ」ようにしました。単純でしたが効果は抜群でした。始めの内はドキドキしていた含み益の額が当たり前になり、「まぁこのぐらいの額は普通だよね」と思うようになってきました。

さらなる上昇を捕まえるには

しばらくして再び見直したら「利食いが遅過ぎている」ことが多くなりました。含み益の30%ぐらいを失うトレードが目立ちました。しかしそのおかげで「さらなる上昇を捕まえる」こともできているのでデメリットだけでもありませんでした。そこで「短期間で利益が乗ったら半分利食いし、残りはトレイリングで追いかける」「利食いした後も高値更新するなら株数を少なめにして再び買う」という変更を行いました。

自分だけの利食いタイミングを作ろう

株を買おうと思う瞬間がみんなバラバラなので、最良の利食いタイミングもまたバラバラです。自分の売買を見直すといろいろ発見できるのでおススメです。無料です。

 

日々勉強。

 

記事まとめ

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